ヤクルト「ドラ1」3兄弟の次男 歩幅縮めて復活

[ 2011年2月24日 07:40 ]

4回無失点、6奪三振の好投をみせた増渕

練習試合 ヤクルト2-1韓国ハンファ

(2月23日 浦添)
 「ドラ1」3兄弟の次男が、先発争いに帰ってきた。ヤクルト・増渕が先発復帰のテスト登板に臨み、韓国ハンファを相手に4回2安打無失点に抑えた。

 05年高校生ドラフト1巡目・村中、07年同1巡目・由規に挟まれた「次男」。最速149キロ右腕は先発として期待されたが、ケガにも泣かされた。

 08年には右肩痛、09年には練習中に打球を顔面に受けてアゴを骨折。自慢の直球が130キロ台まで落ち込んだ。再生を期した昨季、踏み出しの歩幅を従来の7歩から6歩弱まで縮めてフォーム改造。伊藤投手コーチから「歩幅が広いと体を扱う技術、力がいる。年間を通して投げるなら、歩幅を縮めてリリース時に力を入れた方がいい」と指摘され、中継ぎで57試合に登板し2勝3敗、防御率2・69と生き返った。

 復活した剛速球に首脳陣は今季は先発5、6番手として期待をかけている。3兄弟が先発にそろった時、ヤクルト投手陣はさらにパワーアップする。

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2011年2月24日のニュース