巨人 のんびり屋の新外国人ダメなら新守護神は別の外国人?

[ 2011年2月24日 12:03 ]

 巨人・原監督が、今季の守護神としてディッキー・ゴンザレス投手(32)を候補とする新構想を温めていることが23日、分かった。当初は最有力候補としていた新外国人アルバラデホ(ヤンキース)が制球難を露呈するなど未知数だけに、危機管理も含めてゴンザレスに白羽の矢を立てた。

 「ある程度のタイムリミットはある。それを越えてしまったら違う組み立てが出てくるでしょうね」。指揮官は沖縄第2次キャンプがスタートし、練習試合、オープン戦と実戦が本格化する中で、今季のチーム編成を固める作業に入る。

 懸案事項の1つがクルーン(現ジャイアンツ)が退団した後の抑え投手の確立。原監督はアルバラデホについて「ちょっと、のんびり屋さんかな」と物足りなさを感じているのも事実。越智、山口も守護神候補であるが、中継ぎ陣が逆に手薄になる可能性もある。

 そこで急浮上したのが09年に15勝を挙げた先発候補でもあるゴンザレスだ。「短いイニングでの球速、コントロールを考えると抑えとして適性はある」とチーム関係者。沢村、バニスターの新戦力で先発ローテーションが組めれば、昨季に25試合中24試合に先発登板したゴンザレスを抑えに転向させる余裕も生まれる。リーグV奪回に、原監督が、一手も二手も先を見据え、守護神を最終選考していく。

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2011年2月24日のニュース