逆方向へ2発目…坂田、成長示す8号2ラン

[ 2010年9月8日 21:47 ]

 【西武8―3日本ハム】左方向へ伸びる打球が、2年目の成長を示している。西武の坂田は、0―1の二回に8号2ランを左中間スタンドへたたき込んだ。売り出し中の左打者が逆方向へ本塁打を打つのは、これで2本目。狙っていた外の球をさばき「うまく打てた。状態がすごく上がっている」と、予想外の伸びを驚きながら喜んだ。

 逆方向への一発が、1軍だとなかなか出なかった。7月6~17日に10戦で6発を記録したときも、方向は全部右。それが、8月に2軍落ちしたこともあって「今は自分を見つめることができている」という状態に。初めて「流し打ち弾」を放った1日のオリックス戦に続いて、持ち味が出た。
 決して俊足とはいえない足でも、流れを引き寄せた。同点とされた直後の四回に死球で出塁すると、原の中前にぽとりと落ちる当たりで一気に生還。「まさか(三塁を)回されるとは思わなかった」と感じながらも、捕手への体当たりでつかんだ球をこぼさせた。
 「あれがいい勢いになった」と渡辺監督が振り返ったように、その後、片岡、栗山に連続適時打が出て、この回計5点。23歳のバットと足が、3カード連続の勝ち越しに貢献した。

続きを表示

2010年9月8日のニュース