ソフト省エネ2安打勝ち!多村が惜別3ラン

[ 2010年9月8日 06:00 ]

<ソ・楽>4回1死二、三塁、3ラン本塁打を放ったソフトバンク・多村はオーティズ(左)の出迎えを受ける

 【ソフトバンク3―0楽天】ソフトバンクは2安打で勝った。それだけに価値ある3ランだった。

 両軍無得点の4回1死二、三塁。3試合ぶりの先発出場となった多村は7球目の真ん中低めのボール気味のフォークをすくい上げた。高く舞い上がった打球は、そのまま左中間席へ。「先制点が欲しかった状況。最低でも犠飛という状況になったので、楽な気持ちで打てた」。8月28日のロッテ戦(ヤフードーム)以来8試合ぶりの一発は決勝の23号3ラン。これがこの試合チーム最後の安打だった。
 ユニホームを脱ぐ友への惜別の一撃だった。この日、楽天・福盛が今季限りでの引退を発表した。同じ94年ドラフトで横浜に入団。「福盛が3位で僕が4位。同期でやった分、彼の分まで長く(現役を)やろうと思いました」。左太腿裏の違和感で2試合を欠場。体調は決して万全ではない。だが「試合に出たらベストパフォーマンスを見せるだけ」と守備、走塁でも全力を出し切った。
 「多村は飛ぶな。ナイスバッティングだった」と秋山監督もご満悦。サヨナラ勝ちした首位・西武に1・5ゲーム差で食らいつく。頼れる大砲の復活弾がまだまだ混パを熱く燃えたぎらせる。
 ▼ソフトバンク・陽耀勲(自己最長6回0/3を5安打無失点で今季2勝目)真っすぐが良かった。決め球として使えたので、こういう投球ができた。

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2010年9月8日のニュース