落合監督　打線にイラッ「１４４試合寝っぱなしか？」

＜神・中＞８回、森野の大飛球も浅井の好捕に阻まれ、渋い表情の中日・落合監督

　【中日０―１阪神】中日はあと１本、が出ずに痛恨の黒星。落合監督は「そろそろ目覚めてくれないと。１４４試合寝っぱなしか？」と、得点力不足の打線にイラ立ちを隠せなかった。

　３、７回以外は塁上に走者を出しながら、終わってみれば２ケタ１０残塁。首位決戦の第１Ｒを落とし、ゲーム差は１・５に広がった。
　序盤から得点圏に走者を進めながら、１人としてホームに還せない。８回には藤川を相手に１死一、二塁とし、森野が中堅に大飛球。しかし接近中の台風９号の影響による強風に押し戻され、フェンス手前で失速した。「コンパクトに振ろうと思ったけど、もっとバットを強く握っていれば…」と森野。その後の２死満塁ではブランコが見逃し三振。７回１失点のチェンを見殺しにした。
　「いくらピッチャーが頑張ったって、野手が点を取れなきゃこういう試合になる」。連勝は６でストップ。指揮官の言葉で、果たして打線は奮起できるか。

　▼中日・チェン（７回１失点も１０敗目）１点勝負なので、（決勝点となった）５回の犠牲フライが悔やまれる。