中日 首位攻防第2戦は圧勝!再び0・5差だ

[ 2010年9月8日 18:02 ]

4回中日1死二塁、森野が右越えに2ランを放つ。投手西村

 首位阪神は2位・中日と神戸・スカイマークスタジアムで対戦し、中日が14安打で10点を奪い、10-1で阪神に大勝、ゲーム差を再び0・5に縮めた。中日の山井は8回1失点で自己最多の7勝目。2回に危険球退場となった阪神のメッセンジャーは5敗目。9日は甲子園に場所を移して“首位攻防第3戦”が行われる。

【試合結果


 阪神はメッセンジャー、中日は山井が先発した。

 両チームのゲーム差は1・5。巨人戦は雨で中止となったため、この日の優勝マジック点灯はなくなったが、差を広げたい阪神。これ以上離されたくない中日という大事な一戦だ。

 初回、中日は先頭の荒木が左前打で出塁し、続く大島の1球目で二盗に成功。大島は内野安打で一、三塁とした。森野は一ゴロ、和田がストレートの四球の1死満塁とした。7日には8回の満塁機で見逃しの三振だったブランコが、この日は左前で先制の2点タイムリーを放った。藤井も左前適時打で3点目。さらに谷繁は遊ゴロも、本塁への送球を捕手・城島が止められず、その間に2人が還り一挙5点を挙げた。

 山井は三者凡退と上々の出だし。

 中日は2回にも1死から大島が四球で出塁。続く森野への5球目が頭部直撃。メッセンジャーは危険球で退場となった。危険球による退場は今季セ・リーグ5人目、両リーグ8人目。ここで阪神は福原が登板。和田、ブランコを三振に切って取り、ピンチを脱した。
 
 阪神は2回、ブラゼルが左翼へ巨人のラミレスに並ぶ、リーグトップの42号ソロを放ち1点を返した。続く金本、城島の連続中前打で1死一、二塁とし、坂、代打・林威助が打ち取られ、追加点ならず。

 3回は、ともに走者を出すが得点できず。

 4回、中日は安打と犠打で二進した荒木を塁に置き、森野がカウント2-3からの6球目を右翼席に弾き返す19号2ランでまた突き放した。5回にも、代わった4番手・上園を攻め2死満塁としたが、無得点。

 阪神もその裏、藤川俊、鳥谷の連打で2死一、二塁とするが反撃できなかった。

 6回もともに無得点。中日の山井は、3者連続三振と、調子は落ちず。

 7回、中日は藤井が二塁打、谷繁が四球、堂上直が送って1死二、三塁とし、山井が右前適時打を放ち加点。山井は、この試合では全て走者を塁に置いた状態で打席が回ってきたが、4度目で結果を出した。さらに荒木が右前適時打、大島はブラゼルの悪送球で出塁し満塁とすると、森野が右犠飛を放ち10点目だ。

 8回、中日は山井に代打を送ったため、9回には小林正がマウンドへ。ブラゼルが左前打、金本を遊飛で1死を取ったところで鈴木に交代。あっさり2人をアウトにし、試合を締めた。

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2010年9月8日のニュース