和田、自信復活の15勝目!直球の伸び取り戻す

[ 2010年9月8日 22:30 ]

 【ソフトバンク5―0楽天】自己新の15勝目が自信を復活させた。ソフトバンクの和田が8回5安打無失点でリーグトップに並んだ。「ふがいない投球ばかりだったので、勝ちたいという気持ちを高めてマウンドに上がりました」と自身4試合ぶりの白星に浸った。

 自らの3連敗中は生命線の直球が高めに浮き、大事なところで踏ん張れずにいた。「知らず知らずのうちに、楽をして投げていた」と分析する。真っすぐの伸び、制球を取り戻すために上下の連動を修正し、5日のブルペンでは好感触を得ていた。
 一回2死三塁では4番ルイーズを切れのある高めの140キロの直球で空振り三振。その後も積極的に振ってくる相手打線をあざ笑うかのように、内外角を突いて凡打を重ねさせた。「手応えは予兆として感じていた。結果として表れて良かった」と笑みをこぼした。
 左腕は夏場に約1カ月勝てなかったことを「自分自身の借金」と表現し「返せるように頑張る」と誓った。ルーキーイヤー以来となる7年ぶりのリーグ優勝へ、チームを支える29歳の真価が問われる。

続きを表示

2010年9月8日のニュース