ワイルドカード争い大一番で…自滅・松坂に大ブーイング

[ 2010年9月8日 10:59 ]

レイズ戦の3回、ゾブリスト(左)に2ランを浴びたレッドソックス・松坂

松坂 今季最多8失点KO「勢いも切れもコントロールもない」

Rソックス監督プレーオフあきらめた…来季見据え選手起用

 【レッドソックス5―14レイズ】ベンチへ下がる背番号「18」に向け、地元ボストンのファンから容赦ないブーイングが浴びせかけられた。松坂がどうしても負けられない1戦でメジャー自己ワーストに並ぶ8点を失った。

 1回に味方が2点を先制する理想的な展開だった。だが3回に同点2ランされると、4回は自滅した。2連続四球の後、自らのバント処理で三塁に送球してセーフとなり、無死満塁。続く9番打者に押し出し四球。1死後、ゾブリスト、クロフォードに連続タイムリーを許して計4点を奪われた。5回にも2ランを浴び、降板した。

 打たれた球は吸い込まれるようにコース、高さとも甘かった。ワイルドカード争いで先を行くレイズに敗れ、ゲーム差は7・5に。「プレーオフに進むために重要な試合なのは分かっていた。あのような展開にしてしまって、チームやファンに申し訳ない」とうなだれた。

 序盤から際どいコースをボールと判定された。8月下旬に腰痛を発症するなど、体調も万全ではなかった。それでも「投げるからには結果がすべて。何かを言い訳にするつもりはない」。3年間続いたチームのプレーオフ進出は極めて厳しい状況に追い込まれ、責任を背負い込んだ。(共同)

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2010年9月8日のニュース