広島 高橋建が今季限りで引退「プロは最高の舞台だった」

[ 2010年9月8日 13:27 ]

6月20日のヤクルト戦で、敗戦投手となった高橋建

 広島の高橋建投手(41)が8日、今季限りでの現役引退を表明した。広島県廿日市市の大野練習場で取材に応じ「短かったような、長かったような。素晴らしい経験ができた」と晴れやかな表情で話した。今後については未定。

 高橋は昨年、広島からフリーエージェント(FA)宣言して米大リーグに挑戦。今季から古巣に復帰し、4月は3勝を挙げるなど活躍したが、その後は調子を落として2軍で調整を続けていた。高橋は「悪くなった時に気持ちを立て直せなかった」と明かした。

 高橋は神奈川・横浜高から拓大、トヨタ自動車を経て1995年にドラフト4位で広島入団。日本で通算成績は70勝92敗5セーブ。米大リーグではメッツで0勝1敗。29日の横浜戦(マツダ)で引退セレモニーを行う。

 ▼高橋建投手の話 感謝の気持ちでいっぱい。最後は期待に応えられなくなった。プロは最高の舞台だった。

 ▼広島・野村監督の話 前半にいい働きをしてくれた。もう少しうまく起用できたら良かったが…。少しでも長く現役でやってもらいたかった。今はお疲れさまと言いたい。

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2010年9月8日のニュース