荒木 技ありバスター殊勲打!中日サヨナラ3連勝

[ 2010年8月15日 06:00 ]

<中・広>サヨナラバスターを成功させた荒木(左)は小田に手荒い祝福を受ける

 【中日4-3広島】瞬時の判断が最高の結果を生み出した。延長12回無死一、二塁。送りバントの構えをみせた中日・荒木が、相手守備陣の動きを見てヒッティングに切り替えた。

 大島の外角直球を軽打した打球は、前方に突っ込んできた一塁手・岩本の右を破って右翼線へ。二塁から岩崎達が俊足を飛ばし、サヨナラのホームを踏んだ。

 「サインはバントだったけど、相手が前に出てきたら打てという指示だった。一、三塁手が出てきたのが見えたんでね」

 これで中日は3連勝、サヨナラ勝ちは12球団トップの9度目。3点差を終盤に追いつき、土壇場でモノにした価値ある1勝だ。前夜の試合中、荒木は森野とともに落合監督から「おまえらが足を引っ張ってどうするんだ」とカツを入れられた。その後の7回の打席で決勝打を放ち、お立ち台で「見たか!」とやり返した。連日の殊勲打。指揮官は「この連中だけだって。この世界で十何年もやってきているんだから」と独特の表現でねぎらった。

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2010年8月15日のニュース