栗山「やりがい」2番で4安打!西武7連勝

[ 2010年8月15日 06:00 ]

<西・オ>お立ち台で栗山(左)から肩をもまれる帆足

 【西武8-3オリックス】西武・栗山にはやっぱり3番よりも2番が似合う。今季3度目の4安打3得点。4年ぶり7連勝の原動力となり「2番は数多く打ってる打順。3番のほうが考えないでいいけど2番のほうがやりがいがある」と声を弾ませた。

 初回、片岡が二塁打で出塁。「最低でも進塁打」の場面で小松の初球、外角カーブを引っ張って一、二塁間を破り、一、三塁とした。「理想的な一打」と栗山。ここで3番・中島、4番フェルナンデスが連続適時打で続いた。栗山は2、4回にも初球打ちの安打。2番らしくない攻撃性で打線を勢いづかせ、片岡も3安打、中島も2安打2打点。3人で合計9安打を放ち、14安打8得点の大勝劇に導いた。

 中村が6月中旬に右ひじ手術で離脱。4番不在となり7月3日ロッテ戦(千葉マリン)から3番・栗山、4番・中島で臨んだ。2番は原、阿部らで日替わり。だが23試合で10勝13敗と結果が出ず、渡辺監督は今月5日オリックス戦(京セラドーム)から1~3番を片岡、栗山、中島の本来の打順に戻した。最初の試合こそ敗れたが、怒とうの7連勝。森打撃コーチは「08年の日本一から慣れ親しんだ打順だから。3人は積極性が持ち味だし打つと勢いが出る」。7連勝中の3人の成績は85打数39安打。打率・459という恐ろしさだ。

 「今は勢いも、チーム力も今年一番ある。これを続けていきたい」。渡辺監督はそう手応えを口にした。中村不在でも3人が打てば負けない。だから西武は強い。

続きを表示

2010年8月15日のニュース