武田勝 セミにビビっても2年連続2ケタ勝利!

[ 2010年8月15日 16:23 ]

8回途中まで3失点で10勝目を挙げた日本ハム・武田勝

 【日本ハム9―5ソフトバンク】冷静沈着な左腕が、本領を発揮した。日本ハムの武田勝が8回途中を3点に抑え、5連勝で2年連続の10勝目。「相手の苦手を突けば大けがしない」。言葉通りの91球で相手打線を寸断した。

 この日、許した7安打は、すべて左打者に打たれたもの。「引っ張りに来ていた」という右打者に対しては、ふところへ切れ込むスライダーが有効で、中軸に並ぶ強打者たちを完ぺきに封じた。

 8回、右肩に大嫌いなセミが止まった時には「ドームなのに」と思わずポーカーフェースを崩したが、それもご愛嬌。チームの連敗を止める投球には、安定感があった。

 ソフトバンク戦は今季5度登板し、負けなしの4勝。対戦防御率が0点台という数字が相性の良さを表している。勝利数でもダルビッシュと並び、左のエースとしての地位は、もはや不動のものとなった。

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2010年8月15日のニュース