ヤクルト止まった~ でも初先発・赤川が収穫

[ 2010年8月15日 06:00 ]

<神・ヤ>ヤクルト先発・赤川

 【ヤクルト3-4阪神】ついにヤクルトの連勝は10で止まった。2ケタ安打も7試合連続でストップ。それでも、悲壮感はない。小川監督代行は「連勝は必ずどこかで止まる。赤川は最初どうなるかと思ったが、よく投げてくれた」と前向きだった。

 収穫はあった。新人左腕・中沢の不調で、高卒2年目の左腕・赤川がプロ初先発。初回は緊張で腕が振れず、先頭・マートンから犠打を挟む連打を浴び、新井の遊ゴロの間に失点を喫した。しかし、続くブラゼルに死球を当てたことで開き直り、以降は130キロ台後半の直球にスライダーを交えて5回1/3を7安打4失点。プロ初登板の昨年9月9日広島戦(神宮)は1死も取れずに降板した20歳は「気持ちの入った球を投げられた。課題は球速と落ちる球の習得」と笑顔を見せた。

 打線は逆球が多いスタンリッジをとらえきれなかったが、終盤に代打・デントナの左翼線適時二塁打、ホワイトセルの10号ソロなどで1点差まで詰め寄った。借金は2、3位・中日には4・5ゲーム差となったが、ただでは負けなかった。連勝は止まっても、猛追の手綱を緩めるつもりはない。

 ▼ヤクルト・相川 赤川はよく最低限で頑張った。スライダーに頼りがちなのでフォークの精度を上げていけば、右も左も抑えられるのでは。

 ▼ヤクルト・田中(7回に2点差に迫る左犠飛)7回、9回はつなごうと思ったのですが…。これからも1戦1戦頑張ります。

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2010年8月15日のニュース