北野監督 最後の夏飾れず…「勝ちきれない何かがあった」

[ 2010年8月15日 12:15 ]

<報徳学園・福井商>2回戦で敗退した福井商ナイン

 【福井商2―4報徳学園】福井商・北野監督の最後の夏が終わった。春17度、夏は今大会が19度目の出場。78年春には準優勝を果たした実績を持ちながら本年度限りでの勇退を決めていた64歳の名将は「残念。負けるのは悔しい」と息をついた。

 報徳学園の機動力の前に敗退。「5回の2点が大きかった」と、1点差に追い上げながら、エースの長谷川陽が3安打を浴びて2点を失ったイニングを振り返った。安打数は報徳学園と同じ8本。それでも好機であと1本が出ず、北野監督は「このチームは勝ちきれない何かがあった」と振り絞るように語った。

 北野監督は新チームでも選抜大会出場を目指して指揮を執る。「選手たちは頑張っている。休んでいる暇はない」。1978年の選抜大会で準優勝したことがある監督の最後の挑戦が始まる。

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2010年8月15日のニュース