金本の飛球で事実上の誤審…その判定でプレー続行

[ 2010年8月15日 20:44 ]

2回、勝ち越しソロを放ちベンチで迎えられる阪神・金本(右端)。右から2人目は先発の下柳

 15日の阪神―ヤクルト17回戦(京セラドーム大阪)で金本知憲外野手の打球をめぐり、審判団が誤審を認めた上で、その判定通りにプレーが続行される異例の事態が起きた。

 1―1の二回1死無走者で、金本の飛球は天井の傘状のスーパーリングといわれる部分に直撃。これがフェア地域に落下し、グラウンドルールではこのままプレーが続けられるはずだったが、坂井遼太郎・一塁塁審のファウルの判定で金本が一塁に走らないなどプレーが途切れた。
 真弓明信監督は抗議したが審判団の協議の結果、ファウルのままプレーを再開。責任審判の友寄正人・三塁塁審は「はっきり言えば間違えたということ。ボールデッドからインプレーにはできないのでファウルとして扱わざるを得なかった。わたしの判断。(坂井塁審がルールを)把握していなかったのは準備不足だった」と述べた。
 金本はこの打席でこの後、本塁打を放った。坂井審判員はこの3連戦が初の1軍戦出場だった。

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2010年8月15日のニュース