黒田一発に泣く…援護もなく自己ワースト11敗

[ 2010年8月15日 06:00 ]

ブレーブス戦の7回、コンラド(右)に本塁打を許したドジャース・黒田

 【ドジャース0-1ブレーブス】ドジャースの黒田博樹投手(35)が一発に泣いた。13日(日本時間14日)のブレーブス戦に先発し7回4安打1失点も、打線の援護なくメジャー自己ワーストの11敗目。

試合結果

 新球カーブを早いカウントから投げるなど、工夫して6回まで無失点投球も、7回1死にコンラドに中堅への決勝本塁打を浴びた。ベンチに戻った際にはグラブを叩きつけるほど悔しがり「下位の打者にも一発がある。1球でゲームが決まってしまう。あらためて(メジャーの)怖さを感じた」と振り返った。

 球宴後は無援に泣かされ続けている。同期間は6試合で防御率2・61も、1勝3敗。7月22日の8勝目以来勝利とは縁がない。1イニング平均1・66点の援護はナ・リーグの先発投手では球宴後ワースト4位。今季チームは14試合目の零封負けを喫しているが、うち5試合は黒田の先発試合だ。

 黒田は「いい投球ができても、勝てなかったり負けたりすると、気分はいいものではない」と表情は晴れない。トーリ監督も「黒田は今年ずっといい投球をしている。常に勝つチャンスを与えてくれているのでつらい」と申し訳なさそうだった。

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2010年8月15日のニュース