原監督 8球で福田にゲキ「周りを信じて投げろ!」

[ 2010年8月15日 06:00 ]

<巨・横>初回、マウンドの先発・福田(左)に声を掛ける巨人・原監督

 【巨人5-2横浜】巨人の原監督は鬼の形相でベンチを飛び出した。初回、先発・福田が先頭の内川に四球を与え、2番・石川に2ボールとした直後。投球数がわずか8球の右腕にマウンドで「守っている人がいるんだ!周りを信じて投げなさい!」と猛ゲキだ。

 福田は毎回のように走者を許しながら5回無失点で3勝目。降板直後もベンチで指揮官から説教され「序盤は気負いすぎたけど(原監督の言葉で)冷静になれた」と振り返った。

 6回からの3イニングは山口、久保、越智が無安打無失点リレーを披露したが、5点リードの9回に登板した星野は2失点で途中降板。原監督は直後に左腕を呼び寄せ「度胸がないのか?技術がないのか?」と問い詰めた。何も言葉を返せなかった星野は、試合後に2軍落ちが決まった。

 福田、星野に厳しい態度で接した原監督は「気づいたときに言うことが必要だから」。その熱意ある行動が、夏場に入って不調が続いていた投手陣を引き締めた。

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2010年8月15日のニュース