ソフトバンク連勝止まる 打者が左腕打てず

[ 2010年8月15日 19:07 ]

 【ソフトバンク5-9日本ハム】左打者に安打は出ても、右打者5人はさっぱり打てない。武田勝に対し、ソフトバンク打線は極端だった。秋山監督は「右は打撃をさせてくれなかった」と首をかしげる。苦手投手をこの日も攻略しきれず、昨季からの連敗は5に伸び、チームの連勝も3で止まった。

 直球は130キロにも満たないのに、チェンジアップにはタイミングが合わず、内に切れ込むスライダーに差し込まれる。小久保、多村は計5三振。松田は武田勝との3打席とも引っかけて三ゴロに倒れ、六回1死一塁は最悪の併殺打。中軸の3人が打線のブレーキ役になってしまった。
 特にやっかいなのは小久保が「今まで対戦した中で一番曲がっていた」と話すスライダーだ。七回は投手寄りに立って曲がり始めを狙ったそうだが、実を結ばなかった。
 左打者は中堅から逆方向を中心に計7安打を浴びせただけに、小久保は「次に対戦する時は対策を」と話し、立花打撃コーチも「引っ張りにいくとやられる。9月にまた当たるから」と挽回に意欲を燃やすが…。17日からの西武3連戦を前に、難敵攻略で追い上げムードを高めることはできなかった。

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2010年8月15日のニュース