岡部2失点完投!5チーム勝ち点2の大混戦演出だ

[ 2010年5月11日 06:00 ]

<慶大・立大>完投勝利を挙げた立大・岡部

 【立大3-2慶大】東京六大学野球は10日、神宮球場で3回戦1試合が行われ、立大は岡部賢也投手(2年)が2失点完投で、慶大に勝利。2勝1敗で勝ち点を2とした。既に立大は優勝の可能性が消滅しているが、東大以外の5チームが勝ち点2で並ぶ大混戦となった。

 立大2年生エースの岡部が最速146キロの直球とスライダーの2種類で慶大打線をソロ2発に抑え、7安打2失点の完投勝利。優勝の可能性は消滅していたが「初戦は自分のせいで負けたので気合が入った」と笑顔を見せた。物事に動じない豪快な性格で先輩たちからは「(ドラえもんの)ジャイアンのようだ」と言われている。大塚監督は「最後まで岡部と心中するつもりでした」と称えた。

 <慶大 連敗で単独首位浮上ならず>初戦を取りながら、痛い連敗で単独首位浮上を逃した。打線は4番・伊藤と、3番手で登板した福谷のソロ2発のみ。1点を追う6回には無死一、二塁で強攻策に出たが、後続が凡退した。元巨人の江藤監督は「6回がポイントだね。強攻策に関しては何も言えないよ」と肩を落とした。11季ぶり優勝の可能性は残っているだけに「六大学は紙一重。次頑張るよ」と15日からの明大戦を見据えた。

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2010年5月11日のニュース