久々の“ヒット”マートン活躍で貯金7の阪神

[ 2010年5月11日 18:23 ]

 阪神は首位巨人を貯金7の2・5ゲーム差で追う2位と好位置で、12日からの交流戦に臨む。好調にある打線を支えているのが来日1年目のマートンだ。期待を裏切って帰国する外国人野手の獲得が続いた阪神にとって、28歳の活躍は久々の“ヒット”と言えるのではないか。

 日本ハム戦に備えて、11日は甲子園球場で練習に参加。いつものようにフリー打撃などで調整し、リラックスしていた。「交流戦では新しいチームとの対戦になる。スコアラー、コーチ、チームメートから情報を入手して向かっていきたい」。謙虚な姿勢は入団当初から変わらないままだ。

 不動の1番打者はここまでの35試合で、打率3割6分5厘、7本塁打、23打点と申し分ない成績を残している。セ・リーグではトップの森野(中日)の61安打に次ぐ54安打をマーク。シーズン最多安打を塗り替えることも可能なペースだ。

 もっとも、数字を過度に意識するのは本意ではないようだ。「いまの時点で3カ月先のことを考えると、明日のことがおろそかになる」と自然体を強調する。昨季は9勝13敗2分けと負け越した交流戦。貯金を積み上げるには、リードオフマンの働きが欠かせない。

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2010年5月11日のニュース