27打数2安打 苦しむ岩村「ほかの球場なら本塁打」

[ 2010年5月11日 12:38 ]

 パイレーツの岩村明憲内野手は10日、ピッツバーグでのレッズ戦に「1番・二塁」で出場し、3打数無安打だった。内容は遊ゴロ、二ゴロ、左飛、三犠打。打率は1割8分2厘。試合は1―2で敗れた。

 岩村が苦しんでいる。8回に犠打は決めたが、2試合連続無安打に終わり、5月は27打数2安打。チームも競り負け、連敗を喫した。
 緩急をうまく使う先発右腕のアローヨに対し、先頭打者として迎えた3度の打席でいずれも凡退した。だが、好結果こそ出ていなかったものの、不振脱出への手掛かりはつかんでいた。
 4回、初球にセーフティーバントを試みるもファウル。結局、3球目を打って出て、強い当たりの二ゴロに倒れた。この時に気が付いた。「左肩が落ちて右脇が空き、ヘッドが下がっているからとらえてもゴロになる」
 続く6回の打席。外角のチェンジアップを鋭く打ち返した。左中間への大飛球は左翼手に好捕されて安打にはならなかった。「ほかの球場なら本塁打。球場が広いんだから仕方ない」。そう悔しがってみせたが「最近では一番良かった」と手応えも感じていた。

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2010年5月11日のニュース