タイトルもおかわり!2冠の次は当然…

[ 2010年1月19日 06:00 ]

真剣な表情で打撃練習する西武・中村

 3冠打法だ!西武の中村剛也内野手(26)が18日、埼玉・所沢の西武第2球場で自主トレを公開した。昨季、48本塁打と122打点でパ・リーグ2冠王に輝いた4番は、04年の松中(ソフトバンク)以来、史上8人目となる3冠王獲得に向け、打率向上をテーマに打撃フォームの改造に着手。あらゆる球種にタイミングを合わせられる“究極”のフォーム完成を目指すことになった。

 室内練習場に響いたのは快音だけではなかった。マシン相手の打撃練習。中村は胸の中で秘めた思いを響かせていた。
 「今年からタイミングの取り方を変えます。今のままでは駄目。成長していきたいし、もっと安定感を出したい。そのためには変化球で崩されないような打撃をしていかないといけない」
 2年連続で本塁打王を獲得する一方、三振数も08年は162、09年は154と2年連続リーグワーストを記録している。昨年は自己最高の打率・285をマーク。失投の打ち損じは減ったものの“3割の壁”はまだ厚い。課題は変化球への対応力。これまでは基本的に直球を待って、変化球にも対応してきた。だがスピード差があるため変化球を予測していない場合はどうしてもタイミングを外される。それが三振が多い一番の要因だった。
 「だから変化球の時には全体的にタイミングをゆっくり取ってみる」と中村。具体的には上げた左足が着地する前に変化球だと察知すれば、下ろすスピードを緩める。着地した後に分かれば右足のためを長くすることで対応する。直球待ちでもタイミングを遅らせることで、ベストスイングが可能になるわけだ。
 「究極?そうかもしれないけど、それができれば変化球もきっちり打てるようになる。(キャンプからの)実戦で取り組んでいきたい」
 あらゆる球種に対応できればボール球を振らない限り、三振数は減っていく。イコール打率向上につながり、最強打者の称号である3冠王に少しでも近づける。「4番で全試合出場」を目標に掲げる中村。もちろん3年連続本塁打王、そしてプロ野球記録の55本塁打も狙っている。
 1試合の複数本塁打は08年が4度、昨年は5度。「今年はできるだけ多く(複数本塁打を)打ちたい。そうすれば本数も増えるし、チームの勝利にもつながる」。三振の“おかわり”はもうご免だ。

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