もう3年 横浜ドラ1左腕「そこにいなきゃ始まらない」

[ 2010年1月19日 11:40 ]

 「勝負の年」のプロ3年目を迎えた横浜の左腕・田中健二朗投手(20=常葉菊川高出)が「1軍定着」を目標に掲げ、神奈川・横須賀市で自主トレに励んでいる。

 徹底的に走り、ウエートで体をいじめた。下半身強化を目指す田中は、横須賀で連日自主トレに精を出しながら「もう3年目。1軍に行きたいし、そこにいなきゃ始まらないでしょ」と、自分にプレッシャーをかけている。
 入団前から尊敬し、意識してきた故郷の先輩で、同じ左腕の工藤投手が西武へ移籍した。ファームで一緒にいる時は「体が弱いし、小さい」と顔を見るたびにダメだしをされる始末。さすがに「うざい」と思うこともあったが、いざ球界を代表するベテランがチームを去ると「工藤さんの言う意味が理解できた」と今では感謝の思いが強い。実際に1日の食事の回数を増やすなど、オフだけで体重を5キロアップさせることに成功した。
 直球のMAXが145キロまで伸び、調子の良い時は「ファームでは絶対に打たれない自信があったし、勝てた」と振り返る。だが長続きしない性格同様「調子の波が激しく、悪い時は全然ダメ。ボールに力がない」。その結果が昨季の3勝4敗、防御率6・39の成績に表れている。「まだまだスタミナ不足。自分のレベルを知ることができた」からこそ、オフからの練習に自主性と責任感が生まれている。
 貴重な戦力だった左の工藤と那須野が抜け、若い田中にとっては願ってもないチャンス。昨年、シート打撃に登板した時、左打者から「懐に食い込む球は嫌」という声をたくさん聞いた。沖縄キャンプでのテーマは「シュート習得」。ものにできれば「1軍定着」もかなう。

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