今年は志願制 落合監督「うまくなりたいやつだけやれば」

[ 2010年1月19日 08:28 ]

 中日は18日、名古屋市内のホテルでスタッフ会議を行い、2月1日からの沖縄キャンプの方針を決定。落合博満監督(56)は、恒例の特守を選手の志願制にする考えを示した。

 「“うまくなりたいやつだけやればいい”と話していた。選手の自主性を重視したいという考えでしょう」。会議に出席した球団幹部は落合監督の方針を説明。球界一の練習量を誇る中日の春季キャンプは、今春も26日間で休日は8、15、22日の3回しかない。従来は通常の全体練習と個別練習以外に、若手の早出特守がメニューに組み込まれていたが、今年はなくなる可能性が高まった。

 もっとも、練習量が減るわけではない。強制こそしないが、当然“オレの目”が光っている。やるべき選手が志願しないようなら、おのずと今季の起用法にも影響を与えることになる。むしろ、志願しないわけにはいかなくなる若手が続出しそうだ。

 「自主性も何も、プロ野球選手のやるべきことは1つしかない。競争だもん。競争に勝ち残れるかどうかだよ」

 そう言い残し、その場を後にした指揮官。今年も無言のプレッシャーでチームを引き締める。

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2010年1月19日のニュース