日本ハム・森本「恥ずかしくて…」

[ 2009年11月13日 06:00 ]

FA権を行使せず、残留表明した日本ハム・森本

 今季、新たに国内FA権を取得した日本ハムの森本稀哲外野手(28)は12日、権利を行使せずに残留することを表明した。札幌市の球団事務所で、3000万円減の年俸8000万円プラス出来高払いで来季の契約を更改した。

07年1月24日 森本稀哲「その質問は禁止です」

 会見場に現れた森本の険しい表情がすべてを物語っていた。「この成績じゃ恥ずかしくて宣言できない。球団の話を聞いてからではなく、どんな条件でも残留するつもりでした。ファイターズはすごく良いチームだし、ほかでプレーする理由がない」。今季は開幕スタメンを糸井に譲ると、7月には左手小指を骨折するなど先発出場は86試合にとどまった。リーグトップタイの43犠打も、打率・247では2年連続ダウン提示に納得するしかなかった。交渉に同席した島田チーム統括本部長は「起用法で腐ってもおかしくない1年だったが明るくやってくれたことに感謝したい」としながらも奮起を促した。
 森本も危機感は十分に肌で感じ取っている。「ウチには糸井君という素晴らしいセンターがいる。与えられたポジションでいいパフォーマンスをしないと来年(1軍に)残れない」と悲壮な覚悟を口にした。

続きを表示

2009年11月13日のニュース