日大三 日野に冷や汗も…V候補が逆転勝ち

[ 2009年7月29日 06:00 ]

 【西東京・日大三7―6日野】冷や汗いっぱいの勝利だった。優勝候補・日大三は初回に2失点で今大会初めてリードを許すと、エース関谷は5、6回にも2失点し一時は2―6。しかし6回無死満塁で関谷が走者一掃の中越え二塁打を放ち1点差とし、7回に逆転した。「逆転してくれると信じて投げた。ピンチの時もマウンドで“オレたちのやってきた練習は日本一だから自信をもって投げろ”とみんなに励まされて頑張れた」。4年ぶりの頂点を狙う小倉監督は「負けるかと思った」と最後は相手ミスにも助けられての逆転勝利に胸をなで下ろしていた。

 ≪日野 忌野清志郎さん母校、あと一歩及ばず≫初の決勝進出はあと一歩、及ばなかった。日野は5回に2点を勝ち越すと6回にも2点を追加して一時は4点リード。右下手投げの吉川を先発させる奇襲もはまり、大金星目前まで追い込んだ。しかし7回に守備の乱れから逆転を許し「ミスをしたら日大三には勝てない」と嶋田監督。5月に死去したOBで歌手の忌野清志郎さんの「雨あがりの夜空に」を応援歌に快進撃を続けたが、甲子園でその名曲を流すことはかなわなかった。

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2009年7月29日のニュース