藤岡が5回に崩れる…ソフトB連敗スタート

[ 2009年7月29日 22:53 ]

 【ソフトバンク4-5オリックス】4回まで無失点で、三振も毎回の五つを数えた。3点リードを背に、安定した投球だったソフトバンクの藤岡が突然崩れたのが5回だった。

 一輝と小瀬に連打された後の1死一、二塁から1四球を挟み3連打と乱れた。坂口に適時二塁打され、四球後にフェルナンデスの内野安打で3―2となり、続くカブレラに逆転の2点二塁打。降板した藤岡はベンチで放心状態だった。秋山監督は「藤岡はあの回だけだったな。(勝ちを)意識したかもしれん」と悔しそうに言った。
 登板前日の藤岡は「いい結果を求めたときは駄目。自分で自分を緊張させないことが大事」と話したが、重要な局面で力む課題が出てしまった。
 ソフトバンクは最近10試合で先発投手に勝ちがついたのは一度だけ。前日に続いて先発がKOされるなど安定したゲーム運びができていない。この日はリードを許しながら、勝ち試合で起用する中継ぎの摂津とファルケンボーグを投入してまで勝ちにこだわったが、首位とは3ゲーム差に開いた。手痛い後半戦の連敗スタートとなった。

続きを表示

2009年7月29日のニュース