建さんも絶賛!田沢、力出した!

[ 2009年7月29日 17:17 ]

 落ち着いた投球で、メジャーへと続く階段をまた一つ上った。米大リーグ、レッドソックス傘下のマイナーに所属する田沢純一投手は28日、2Aから3Aポータケットに昇格後初めて登板し、バファロー相手に6回2失点で自責点は1。敗戦投手になったものの、力を示し、試合後はほっとした表情だった。

 2Aでの「16」から一つ増えた背番号「17」を背負い、先発マウンドへ。「緊張した。レベルが高いと聞いていたし、浮足立ってしまった」。連打で無死1、2塁のピンチを招いた。それでもメジャー経験のあるアンブレスを迎え、腕の振りを取り戻す。速球で空振り三振に仕留めると、アストロズなどでメジャー通算69本塁打の4番・ラムは変化球で一塁へのゴロに。送球がそれて1点を失ったが、主軸に通用するところを証明した。
 「二回以後はまあ、良かった。ボールと判定されても低めに投げろとか、球数を少なく、とか、2Aで教わったことをしっかりやりたい」。環境は変わっても気後れはなかった。対戦相手として見守った40歳のベテラン左腕高橋は「一回のピンチで動じないのはさすが。速球でどんどん押していたし、早くメジャーに上がるところを見たい」と23歳の新星を褒めた。(共同)

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2009年7月29日のニュース