栗原が復調!広島ようやく連敗止まった~

[ 2009年7月29日 20:28 ]

 【広島10―6ヤクルト】14安打10点の猛攻で、広島がようやく連敗を止めた。3―3の四回、失策に付け込んで4点を勝ち越し。五回には天谷の走者一掃の二塁打で3点を加えた。派手に得点を重ねただけではない。絶望的ともいえる状況に追い込まれているクライマックスシリーズ(CS)進出へ向けて、光明が差した。

 4番栗原の復調だ。まずは二回、14試合ぶりの一発となる12号先制ソロを左中間へ。さらに1―3の三回2死二塁では右中間への適時二塁打。「球がよく見えるようになっている」と手応えを口にしたように、2安打2打点2四球で、連続試合安打を9に伸ばした。
 昨季は打率3割3分2厘、103打点。今季は開幕から苦しみ、ここまで打率2割5分6厘で41打点。畝スコアラーは「今年はこういう打ち方でいく、というフォームが固まっていない」と原因を分析していた。ほかにもWBCの影響や厳しい内角攻めなど、不振の要因は数多くあった。
 それでも、ここにきて本来の姿を取り戻しつつある。「前半戦は特に迷惑を掛けた。何とか取り返したい」。爆発の予感が漂う主軸打者は、CS進出をまだあきらめてはいない。

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2009年7月29日のニュース