水原氏の賭博疑惑にテロ対策機関が捜査 国際弁護士が解説「恐らく大規模な犯罪組織が…」

[ 2024年3月29日 15:05 ]

日本テレビ社屋
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 米カリフォルニア州やニューヨーク州などで弁護士資格を持つ国際弁護士の吉田大氏が、29日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)の取材に答え、ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)の違法賭博や口座への不正アクセスの疑惑についての捜査態勢について解説した。

 米メディアの報道では、水原氏の借金返済のため、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が違法賭博の胴元に送金された。大谷は25日に声明を発表し、「彼が僕の口座からお金を盗んだ」などと説明し、自らの違法賭博への関与を否定していた。

 賭博組織や水原氏への捜査については、米連邦捜査局(FBI)と内国歳入庁(IRS)が違法賭博と脱税の疑いについて、さらに巨額の窃盗の疑いについてはカリフォルニア州捜査局が捜査を行っている。米スポーツ専門局ESPNは、水原氏に対する調査に、国土安全保障捜査局(HSI)も加わり、IRSと連携して捜査していると伝えた。

 HSIは、国際的な犯罪組織による、テロ活動の資金源となりうるマネーロンダリング(資金洗浄)などを捜査する機関。同組織の捜査対象になったことについて、吉田氏は「これは極めて異例だと言えます」と解説した。

 吉田氏は「カリフォルニア州の違法賭博については、一義的に州当局が対応します。そしてその違法賭博の規模、犯罪組織の関与等々があれば、今回のように税務当局であるIRS、もしくは司法省が出てくることはよくあります」と、違法賭博捜査の一般的な流れを説明した。「ただし、本来テロのような国家安全に関わる国家安全保障省が出てくるということは、恐らく大規模な犯罪組織が関わっていたり、もしくは海外送金と同等のつながりがあるのではないかと言えます」。水原氏の違法賭博疑惑が、思わぬ規模の犯罪組織に関わっている可能性があるとした。

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