河合優実が語る「令和の百恵ちゃん」の反響 「実は学生時代…」 マルチな才能「ふてほど」で歌って踊れる

[ 2024年3月29日 11:09 ]

河合優実インタビュー

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第5話。ワンレンボディコン姿の小川純子(河合優実)(C)TBS
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 女優・河合優実(23)が、きょう27日に最終回を迎えるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)の熱演で話題を集めている。平成生まれながら、昭和のスケバン役に完全変貌を遂げ「令和の百恵ちゃん」と大反響だ。第6話ではミュージカルに挑戦し「歌もうまいの!?」と視聴者をさらに驚かせた。スポニチアネックスの取材に応じ、役柄や昭和の時代についての思いを明かした。(中村 綾佳)

 演じているのは、作品の印象を大きく左右させ、物語の鍵を握る主人公・市郎(阿部サダヲ)の一人娘「純子」。宮藤官九郎氏オリジナル脚本の今一番の話題作に出演し、注目を集めていることに「地元の友達からも“楽しい”と連絡をいただいて。本当にたくさんの人に届いているんだなとびっくりしました」と、周囲の反響を明かした。

 特に大きかったのが、「ふてほど」時代に“ドンピシャ”な両親からの反応。第6話で、純子が俳優・松村雄基と対面した際に「イソップは一緒じゃないんですか?」と尋ねるセリフがあるが、そっくりそのまま同じ言葉を母が発していたという。「ビックリするくらい、純子とリンクしていたんです」と笑みを浮かべた。

 さらに、第4話のカラオケのシーンで、市郎が沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」を選曲して「ききわけのない女の頬を 一つ二つはりたおして~」と歌い、「DVじゃん」と現代を生きる“孫”犬島渚(仲里依紗)に怒られる場面。この放送後も、母から「この前、同級生同士のカラオケで歌った」と連絡があったという。「今、冷静に見ると凄い歌詞ね」と、母娘が世代を超えて“昭和ネタ”で盛り上がっている。

 昭和の女子高生を演じるにあたって参考にしたのは、磯山プロデューサーから送られたTBSの80年代のドラマ「毎度お騒がせします」「積木くずし」。特に、現代では考えられないコンプライアンス度外視の展開に衝撃を受けたのが、「毎度お騒がせします」だった。

 「本当に今見たらびっくりするようなハチャメチャ具合で。これがテレビで流れてたんだ…という、時代の空気も感じ取れました」

 昭和と令和のギャップで「驚いたこと」は枚挙にいとまがないが、「ショックの度合いで言うと…その過激さ」だと告白する。「歌詞の内容だったり、テレビ番組の内容だったり。情報として知ってはいたけど、改めて接すると、ここまで露骨にいろんなことがさらけ出されていたのだと、びっくりしましたね」と本音を漏らした。

 当時の歌詞や行動には驚く一方、セーラー服にスタジャン・真っ赤な唇に聖子ちゃんを彷彿とさせるヘアスタイルの“純子ルック”については、「本当にかわいいと思いました。テンションが上がります」とすんなりと受け入れられた様子。「令和の百恵ちゃん」との反響には、照れながらこう明かした。

 「実は、学生の時に“山口百恵さんに似てる”と言われたことがありまして、それで山口百恵さんの歌を聞いたこともあり…なので、少しなじみがあります」

 第6話では、初めてミュージカルシーンにも挑戦した。もともとダンスを習っていたこともあり、歌もダンスも大好きだったという。

 「完成した映像を見たときは、本当にうれしかったです。学生時代から夢を見ていた画面の中に、自分がいて感動しました」。

 このシーンでは、地上波で初めて歌声も披露した。「舞台で歌うことはあったのですが、レコーディングすることが初めてだったので緊張しました」と振り返る。

 新たな挑戦に、「歌もダンスも好きで“ミュージカルをやりたい!”という気持ちはずっとありました」と充実感。この経験をいかし「良い機会があれば、また挑戦できたら」と未来を見据えた。

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