フジテレビ社長 TARAKOさん、鳥山明さん追悼「本当に残念…作品をこれからも大切にしていきたい」

[ 2024年3月29日 15:24 ]

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 フジテレビは29日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、4日未明に急逝した、アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公まる子を演じる声優のTARAKOさん(本名非公表、享年63)と、1日に急性硬膜下血腫のため死去した「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんを悼んだ。

 港浩一社長は「コミック界、アニメの尊いお二方が相次いでお亡くなりになったのは、本当に残念に思う」とコメント。「お二人のこれまでの多大な功績に深く感謝するとともに、この場を借りて謹んで哀悼の意を表したいと思います」と語った。

 TARAKOさんについては「長きにわたってまる子役を演じていただいた。『ちびまる子ちゃん』がこんなにも長寿番組になったのは、原作の面白さももちろんだが、TARAKOさんがまる子というキャラクターにぴったりの声をいれてくれたおかげだと思っている。TARAKOさんは病棟ででも収録をしたいとおっしゃってくださったと聞いている」と感謝し「TARAKOさんが情熱を注いでくださった『ちびまる子ちゃん』という作品をこれからも大切にしていきたい」と追悼した。

 1990年1月に放送を開始したアニメ「ちびまる子ちゃん」。TARAKOさんは、放送開始当初からまる子の声を務めていた。起用のきっかけは、原作者・さくらももこさんに声がそっくりだったというエピソードで知られている。

 また、鳥山さんに対しては「鳥山さんの作品は、絵のタッチ、デザインセンスなど、これまでの漫画とは一線を画していて、革新的だったと思う。この秋からフジテレビでは『ドラゴンボールDAIMA』を放送する予定。鳥山ワールドの魅力がたっぷり詰まった素晴らしい作品になっていると聞いている。鳥山さんの遺作とも言えるこの作品を放送できることが幸せであると同時に、重い責任があると強く感じている」としのんだ。

 1986年に放送開始したアニメ「ドラゴンボール」。フジテレビは、「Dr.スランプ」もアニメ放送していた。
 

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