榊原郁恵＆渡辺徹さん　費用3億円＆視聴率40％超の豪華披露宴の舞台裏　各局争奪戦で「億近い」提示も

榊原郁恵
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　歌手の榊原郁恵（63）が14日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン！」（火曜後11・45）にゲスト出演。視聴率40％超だった夫で、昨年11月に急逝した俳優の渡辺徹さん（享年61）との結婚式の衝撃の舞台裏を明かした。

　この日は渡辺さんについて夫婦愛や芸人愛についてなどを深堀り。渡辺さんは亡くなる1週間ほど前に同局の特番の取材を受けていたといい、番組ではその時の取材メモから渡辺さんの証言も再現した。

　歌番組での印象“最悪”だった出会いから約2年、1984年に渡辺さん主演の日本テレビ「風の中のあいつ」（1984年）での共演がきっかけで交際に発展。1987年3月に結婚した。人気俳優とトップアイドルの結婚となって、その披露宴は著名人750人が参列する高豪華なもので、費用は3億円とも言われた。さらに、テレビ中継もされ、40・1％という驚異的な数字を獲得した。

　榊原は「あの時代は結婚式を挙げる＝テレビ中継がセットだった。自分で言い聞かせないと、番組の企画みたいになっちゃいそうだった」と回顧。渡辺さんも取材に「各局、結婚式の中継をさせてほしいと制作費の見積もりを持ってきました。億近い金額を提示する局もありましたね。式直前に事務所の偉い方々が勝手に家に入り込んで、座席表を朝から晩まで考えていましたね」と証言していた。

　榊原は「（座席表は）大事みたいで、うちにスタッフがどっと来たらあーだこーだやってて、そのうち、夜中になると“布団敷いてくれませんか？”って。“これから私たち、新婚で住もうとしてるここで寝るんですか？”みたいな。ホリプロと文学座と意見が…“こっちが上”“こっちが上座でしょ！”とか」と苦笑した。

　そんなフィーバーは結婚式の翌日からのハワイへの新婚旅行まで続いた。各局のカメラが新婚旅行にまで同行していた。榊原は「テレビ朝日で愛川欽也さんと『EAT9』という情報番組を生放送でやっていたんです。それのロケも向こうでやりました。後は新婚旅行の様子を特番でやるかっていうので、カメラがずっと追いかけて」と振り返り、「（プライベートは）ないですね」と話した。