ピコ太郎 歌舞伎公演での「PPAP」にご満悦「興奮しない方がおかしい」

[ 2017年1月23日 16:13 ]

国立劇場の初春歌舞伎公演で共演したピコ太郎(右)と片岡亀蔵
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 「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」でブレーク中のシンガーソングライター・ピコ太郎(自称53)が23日、東京・国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 しらぬい譚(ものがたり)」に1日限りのゲスト出演。まさかの“歌舞伎デビュー”を果たした。

 同公演には4幕目第一場「錦天満宮鳥居前の場」に、片岡亀蔵(55)がピコ太郎の衣装で登場し「PPAP」の替え歌を披露する場面があり、ピコ太郎はそれにご本人登場の形で出演。会場は、亀蔵のネタにも笑いで応えたが、本家の登場には盛大な拍手で歓迎。ピコ太郎はご機嫌で「PPAP」を踊り、「サンキュー、国立劇場」とご満悦の表情だ。

 同劇場での歌舞伎公演で、歌舞伎俳優以外が舞台に立つのは史上初の快挙。ピコ太郎は、座長の尾上菊五郎(74)の楽屋にあいさつに行き「思いっきりやってくれ」と激励されたそうで、「お年賀も頂いたし、興奮しない方がおかしい。お客さんも、熱湯よりちょっとぬるめのあったかさで最高。今日1日は100点です」と感激の面持ちで語った。

 亀蔵は、本人との初共演に「すごく光栄。この格好でも話が強引に進むのが歌舞伎の懐の深さ。でも、イヤな脇汗をかきました」と感想。ピコ太郎は、「踊りに色気というか、艶がある。顔もちょっと縦長で似ていません?」と、サングラスを交換して確認し合うなどすっかり意気投合していた。

 3月6日には日本武道館公演が決まっており、ピコ太郎は「プロデューサーの小坂(大魔王)さんが決めることですが、関係のできた方とはコラボレーションしたい」と亀蔵を勧誘。「最近、まさかばかりで7月に死ぬんじゃないかと思いますが、(ニューヨークの)マジソン・スクエア・ガーデンと東京五輪のオープニングには出たい」とさらなる意欲を見せていた。

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