巨人・大城卓三　全数字でキャリアハイを残した2023年　その背景にはWBCであの人から受けた影響が

巨人・大城卓
Photo By スポニチ

　巨人の大城卓三捕手（31）が10日に生放送されたニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル　ラジオペナントレース」（土曜後5・50）の収録部分に登場。激動の2023年シーズンを振り返った。

　この日は同局の煙山光紀アナウンサー（61）を進行役に、巨人ファンの菖蒲綾乃（28）と日本ハムファンの宮崎美穂（30）の計3人がスタジオに。日本ハムファン歴50年の伊集院光（56）が沖縄から、巨人ファンの宮崎瑠依（40）が宮崎から生リポートという番組内容だったが、伊集院のあまりの熱に“ほぼ日本ハム特集”といった空気で70分間の放送時間が終了した。

　そのなかで、侍ジャパン関連の収録インタビューコーナーに登場したのが、昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本にとって3大会14年ぶりとなる世界一を経験した大城卓だった。

　2週にわたる前編の今回は、そのWBCから始まった2023年シーズンについてインタビューに応じた。

　WBC後、自身のプレーに苦しむ選手もいたが、大城卓は全ての打撃成績でキャリアハイを残すなど飛躍の1年となった。「体の部分だったり、体調面だったりっていうのはそんなに別に影響はなくシーズンに入れたかなと思います。経験としては本当に大舞台で戦う…一番はメンタルだったり気持ちの部分でとてもWBCの経験は生きたかなーと思います」。全てがプラスに働いた結果となった。

　また、侍ジャパンの活動を通じて多くのハイレベルな投手の球を受けたが、そのなかで一番印象に残っている投手を聞かれると、「やっぱりダルビッシュさんっていうのは…はい」とパドレスで活躍するダルビッシュ有投手（37）の名前を挙げた。

　「とても印象に残っているというか、本当に投球術だったり、考え方だったり。投球だけではなく、データだったりとか。球種の多さだったり。そういった部分でも本当に自分でも新しい発見だったので。とても印象に残りました。いろんな情報を持ってましたので。とてもいい経験ができました」。ダルビッシュの持つたくさんの“引き出し”に触れたことで捕手として幅が広がり、改めて感謝していた。