阪神・大竹 開幕間に合う!!術後初ブルペン33球 虎2年目の決意「連覇の大きなパーツになりたい」

[ 2024年2月11日 05:15 ]

ブルペンで投げる阪神・大竹(撮影・須田 麻祐子)
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 1月に左肩の良性腫瘍(ガングリオン)を切除した影響で、今キャンは慎重な調整を続けてきた阪神・大竹が、初めてブルペンで本格的な投球練習をスタートした。

 「(これまでは)陸上部みたいな感じだったので、やっと野球ができるなという喜びが凄くあった。しっかり開幕には間に合うんじゃないかと思います」

 常にアイデアを工夫して取り組む7年目左腕は、初ブルペンに踏み台を持ち込んだ。まず踏み込む右足を踏み台に乗せて、体重移動の感覚を確かめると、次は左足を踏み台に乗せて、軸足に体重が残る形の投球フォームをチェック。台を使って19球を投げた後、変化球を交えて、33球。状態を見極め、問題がないことを、自分の感覚として受け止めた。

 「不安があると、慎重になって逆に手投げになる。そうならないようにテイクバックを意識して、骨盤から投げて、それに腕がついてくる感覚でピッチングをした」

 キャンプは出遅れた形となったが、チームの連覇に貢献することが第一目標。そのために投球回へのこだわりを見せた。12勝2敗だった昨年は131回2/3。「村上(144回1/3)とか伊藤将(146回2/3)が自分より多い回を投げていたし、2人に負けないようにしたい。今年は昨年プラス20、30は投げて、連覇の大きなパーツになりたい」と決意を示した。(鈴木 光)

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