日本ハム・達 “ダル完コピ”151キロ!「新庄監督に直球を見てもらいたくて投げた」

[ 2024年2月11日 06:00 ]

日本ハム紅白戦   白組1―1紅組 ( 2024年2月10日    名護 )

紅白戦の5回に登板し無失点に抑えた達(撮影・高橋 茂夫)
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 左脚を上げ、ひねりを加えた2段モーション。左手のグラブを三塁方向に向ける動作も“本家”とそっくりだ。白組の4番手で5回に登板した日本ハム・達は「新庄監督に直球を見てもらいたくて投げた」と胸を張った。

 パドレス・ダルビッシュのような新フォームで早くも自己最速にあと1キロに迫る151キロを投じるなど1イニングを無安打無失点に抑えた。

 先頭の郡司は中飛で続く梅林の5球目。1メートル94の長身から放たれた直球がうなりを上げた。外角に少し外れたボールは「6~7割」という力感ながら151キロ。最後は二ゴロに抑えた。続く江越には四球も捕手・田宮が二盗を阻止してくれた。

 右肩痛を発症した昨夏に参考にしたのがダルビッシュのフォーム。これまで体重移動時に本塁方向へ突き出していたグラブを三塁方向に変更すると、右腕を上げた際に出ていた痛みが軽減。上半身に合わせて下半身もひねる2段モーションを取り入れると、ダルビッシュにそっくりなフォームが完成した。

 21年ドラフト1位で2年連続最下位から巻き返しを狙う新庄監督と同じ勝負の3年目。指揮官も「彼は将来的にローテーションに入ってくる」と期待する。「今年は1軍で勝ちをつけられる投手になりたい」と達。まだまだアピールを続ける。(清藤 駿太)

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