今江監督“初陣”は黒星発進も収穫十分、村林が二塁打2本し、ドラフト6位・中島は初打席初安打

[ 2024年2月11日 17:25 ]

<練習試合 日・楽>試合後の投手ミーティングに顔を出す今江監督(左端)(撮影・篠原岳夫)
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 12球団の今季初対外試合となる日本ハム―楽天の練習試合(名護)が行われ、日本ハムが4―2で逆転勝ちした。今江敏晃監督は初めて実戦の指揮を執ったが、初陣を白星では飾れず。それでも野手を中心に若手有望株がアピールし、収穫と手応えを強調した。

 「全然プラスの方が上です。特に野手ですよね。スタメンも、後から出たメンバーも、本当にいい感じでアピールしてくれた」
 「7番・遊撃」でスタメン出場した村林一輝が2点二塁打を含む2本の二塁打を放った。中堅の守備で途中出場したドラフト6位・中島大輔(青学大)は、初打席で中前へ初安打した。

 「村林は右に、左に、彼らしい技ありの打撃でした。1年間通して戦えるようなイメージでやっていると思う」と指揮官。10日に1軍昇格させたばかりの中島にも「試合前の練習から本当にいい打撃をしていたから、試合でも打つだろうなと思っていた。案の定、いい形でいい打球のヒット、凄く今後も楽しみです」と目を細めた。

 就任以来、選手たちには競争を促し、若く新しい力の台頭を求めてきた。村林は「収穫はありました。でもまだ始まったばかり。競争も始まっている。一戦一戦、自分のできることをしっかりしていきたい」。中島は「うれしかったです。初安打というものにとらわれずに、どんどん打ち続けたい」と目を輝かせた。指揮官が望む若い力の勢いが、確かに感じられた初陣となった。

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