DeNA上茶谷、「番長グラブ」卒業でマイグラブ勝負へ

[ 2022年11月11日 16:14 ]

秋季トレーニングでフィールディングの練習をするDeNA・上茶谷(球団提供)
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 秋季トレーニング中のDeNA・上茶谷大河投手が11日、来季は愛用していた「番長グラブ」の使用を卒業し、「マイグラブ」で勝負することを明かした。

 「すごく使わせてもらって、自分でいいと思ったので、同じ型を自分に合わせてつくりました。もう今は届いているんですがまだ硬いので、来年使おうと思います」

 右腕は今年1月、尊敬する三浦大輔監督のグラブを直接懇願してゲットした。通算172勝の「番長魂」がしみ込んだグラブ。シーズン中も、その青色の「18 D・MIURA」と刺繍されたグラブで登板を続けた。

 そして今季2度目の先発となった4月16日のヤクルト戦では、5安打91球で完封する「マダックス」を達成。誇らしげに青いグラブを掲げた。それでも今季は3勝6敗の不本意なシーズンとなった。
 今季は投球フォームも固まらず、修正を続ける日々。現在は、ウェイトトレーニングにも力を入れ、体重はシーズン中から5キロ増の89キロ。「太腿もお尻周りも大きくなっています」と胸を張る一方、先輩の三嶋に紹介されたピラティスも練習に取り入れ体幹強化などを図っている。

 東洋大で同学年のオリックス・中川圭太内野手が、活躍して日本一に輝いたことにも刺激を受けた。「おめでとう、とラインを送っても未読スルーの日々でした。いつも一方通行です」と苦笑いも、最終的にはやりとりできたという。

 「番長グラブ」からの卒業は、ひと皮向けた自分へ前進するための大きな一歩。秋季トレーニングにも精力的に取り組む26歳は、来季開幕先発陣入りへも意欲を示し「はい、勝負したい」と拳を握った。

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2022年11月11日のニュース