「サンデー晋吾」のロッテ小野コーチが村田兆治氏への思いを明かす「成績及ばなくても…」

[ 2022年11月11日 17:10 ]

<ロッテ秋季練習>沈痛な表情の小野コーチ(撮影・長久保 豊)
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 ロッテナインは11日、ZOZOマリンで秋季練習最終日を行った。この日、球団OBの村田兆治氏の訃報が飛び込んできたことで、場内には半旗が掲げられ、昼には黙祷も行われた。

 現役時代に「サンデー晋吾」としてブレークした小野晋吾投手コーチが取材対応。「サンデー兆治」と呼ばれた村田氏の背番号29を継承し、「うれしい反面、偉大な方だったので、現役時代は背番号を汚さないようにと必死だった」と振り返った。

 01年には対談した経験もある。「とにかく体幹、指の力をしっかりと鍛えなさい」とアドバイスされたこともあった。「長く頑張れ」と、エールも送られた。

 「ロッテの29番というのは村田さんが長く付けられた背番号だったので、僕としては成績で及ばなくても、長くプレーできるようにと思ってきた。その後、西野に託したときもうちの29番は特別だから、とにかく長く背負えるように言葉を掛けた」

 通算22年で215勝をマークしたレジェンドに対して、小野コーチは20年で85勝――。特別な背番号を知る者だけに許される話だった。

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2022年11月11日のニュース