楽天・藤平が現状維持の年俸1000万円で更改 今季は4年ぶりに白星を挙げ「自信になった」

[ 2022年11月11日 18:29 ]

契約更改を終えた楽天・藤平
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 楽天の藤平尚真投手(24)が11日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1000万円(金額は推定)でサインした。

 6年目の今季は8試合で1勝0敗、防御率3・97という成績で、8月21日のロッテ戦(楽天生命パーク)では先発で5回1/3を無失点と好投して4年ぶりの白星を挙げた。復活を予感させる勝利は大きな転機になったようで「ここ数年は勝ちが見えていなかったし、勝ちにつながるレベルにも達していなかった。自信になる1勝だった」と振り返る。

 16年ドラフト1位右腕も来季で7年目。ブレークに懸ける思いは強く「開幕ローテーションは一番目指さないといけないところ」と表情を引き締めた。岸や涌井、田中将、則本ら実績豊富なベテラン勢だけでなく、先月のドラフト会議で指名された大卒・社会人の投手5人も競争相手になる。

 「今年のドラフトを見て感じるものはある。1位と2位(の右腕は)タイプが自分と同じ。自分がしっかりしていれば、ああいう指名にはならなかったかもしれない。悔しいし情けない」

 上の世代にも下の世代にもライバルがひしめいており、1軍で確固たる地位をつかみ取るのは簡単ではない。「球団から“若手が台頭してこないとチームは強くならない”という話があった。チャンスはあると思うので、一回でつかみたい」とと藤平。来季こそドラ1の力と意地を見せつける。

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2022年11月11日のニュース