侍・湯浅“アツアツ”ならぬ“ヒヤヒヤ”国際試合初登板「何とかゼロで抑えられてよかった」

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表9―0豪州代表 （ 2022年11月10日    札幌D ）

＜豪・侍＞8回から登板した4番手の湯浅（撮影・篠原岳夫）
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　いつもが“アツアツ”なら、今回はまさに“ヒヤヒヤ”だった。8回から国際試合初登板を果たした阪神・湯浅は一、二塁のピンチを招くも、何とか無失点で切り抜けた。

　「今年投げた中で、一番感覚的にはよくなかった。何とかゼロで抑えられてよかった」

　対戦した5打者全てボール球から入るなど、珍しく荒れ模様の投球だった。先頭のケネリーにいきなり3ボール。最後は3ボール1ストライクから三ゴロに打ち取ったが、続く打者にストレートの四球を与え、グレンディニングにもフルカウントから左前打を浴びた。「ブルペンではいつも通りでしたけど…。そういう時にどうやって抑えられるかが課題として出た」。後続を打ち取って失点こそ許さなかったが、反省が口をついて出た。

　6日の巨人戦と合わせて登板2戦無失点で今シリーズを終了。「いろんな方といろんな話をさせてもらって、有意義な時間を過ごせた。このままだとやっぱりまだまだダメ。（WBC本大会に）選ばれるように、もっと頑張らないとなって改めて思った」。確固とした収穫と課題を胸に、オフへと突入する。（阪井　日向）