村田兆治さん死去 通報の近隣住民が語った緊迫の瞬間「ガラスがパリンと割れる音、ベランダ出たら火が」

[ 2022年11月11日 10:37 ]

火災で燃える村田兆治さんの自宅(近隣住民提供)
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 11日午前3時10分ごろ、東京都世田谷区成城の元プロ野球選手、村田兆治さん(72)宅の2階で火事が発生、約40平方メートルが焼けた。警視庁などによると意識不明で病院に搬送された村田さんの死亡が確認された。

 午前3時13分に近隣住民が119番通報した。村田さんは搬送時に意識不明の重体で、午前5時57分に都内の病院で死亡が確認された。死因は一酸化炭素中毒とみられ、今後解剖される見通し。

 火災が発生した自宅は地上2階、地下1階。村田さんは火災発生当時、自宅に1人でおり、2階部分で発見された。建物2階部分の40平方メートルが焼け、1階部分はほぼ燃えていなかったという。

 火事を通報した、近隣に住む74歳男性が当時の状況を克明に語った。

 「(午前)3時すぎにガラスがパリンと割れる音がした。空き瓶を地面にたたきつけるような音がして、ベランダに出たら、2階からさらに3メートルから5メートル、火が上がっているのが見えて119番通報した」とした。「かすかに焦げ臭い、焼けてる匂いがした。目の前でこういうことがあって怖かった」と振り返った。

 村田さんとの関わりはあまりなかったというが、「夜でも家が暗いことが多かったので、外出が多いのかなという印象だった。野球の普及活動で活躍されていたので大変残念」と話していた。

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