DeNA、片岡保幸臨時コーチが「盗塁下克上」「森意識改革」へ熱血指導

[ 2022年11月8日 17:58 ]

<DeNA練習>勝又を指導する片岡臨時コーチ(右)(撮影・会津 智海)
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 DeNA秋季トレーニングの臨時コーチとして招へいされた片岡保幸氏が指導初日の8日、横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」で若手野手陣中心に約5時間の熱血指導を行った。あす9日まで2日間指導を行う。「走塁に目を向けて練習したいと球団から依頼を受け、自分も勉強になると思った」。

 西武、巨人で活躍し盗塁王を4度獲得。現役引退後も 巨人2軍内野守備走塁コーチ、3軍野手総合コーチを歴任した「足のスペシャリスト」だ。

 DeNAは今季盗塁数は49でリーグ5位に低迷したとあり、出塁後の走者としてのスタート、帰塁技術、盗塁時のメンタリティーなどを身振り、手振りをまじえて夕暮れまで伝授し続けた。
 三浦大輔監督就任2年目の今季は最下位から2位へと躍進。春季キャンプから先の塁を狙う積極走塁を掲げて実践してきた。石井野手総合コーチ(現チーフ打撃コーチ)を中心に取り組んだ意識改革は前進。だがその上で盗塁数増加は、来季のさらなる目標となる。

 そしてその中心が高卒3年目の「ハマのフェラーリ」森敬斗だ。今季5盗塁に終わった20歳は、片岡氏から直接指導を受け感銘を受けたとあり「盗塁王宣言」も飛び出した。「帰塁技術や失敗を恐れず盗塁することを学びました。来年は40、50走れる選手になり盗塁王を獲らないと」と目を輝かせていた。

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2022年11月8日のニュース