現役ドラフト “1番人気”の球団に最初の指名権 その後も選手を獲られた球団が順番に指名

[ 2022年11月8日 05:20 ]

プロ野球ドラフト会議の会場風景。現役ドラフトは非公開で開催される
Photo By 代表撮影

 初めて行われる現役ドラフトでは、画期的な指名制度が導入される。より魅力的な選手をリストに挙げ、能力の高い選手を指名対象とさせる狙いがある。

 各球団が、保留者名簿公示日となる12月2日の午後3時までにリストをNPBに提出。同9日の会議では、各球団が獲得希望選手を議長に伝え、希望球団数が最も多い選手をリストに挙げた球団が、最初の指名権を得る。選手獲得希望数が同じ場合は、ドラフト会議の2巡目の指名順が採用される。1番目の球団の後に指名を行うのは希望数が2番目の球団ではなく、1番目に選手を獲られた球団。以降も、選手を指名された球団が指名を行い、11番目の球団は12番目の球団の選手を自動的に指名する。NPBの安部井寛・野球運営本部長補佐は「1巡目指名では、1人獲って1人獲られる、プラスマイナスゼロの状況をつくる」と説明した。

 1巡目を終えて2巡目の指名を希望する球団が、1巡目の逆順で2人目まで指名可能。2巡目の指名が回って来た時点で棄権することもできる。

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