中日・松葉　2200万円増で更改　FA権行使せず複数年契約で残留「納得できる契約になった」

＜中日・松葉契約更改＞大幅アップと複数年契約を勝ち取り、会見で思いを語る松葉（撮影・椎名　航）
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　中日の松葉貴大投手（32）は8日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮で契約交渉に臨み、今季取得した国内FA権を行使せず、2200円増となる推定年俸5000万円プラス出来高払いの複数年契約で更改した。

　「残留する意思は早い段階で決まっていたが、サインしてほっとした気持ち。複数年契約も出来高もつけていただいて、自分としては納得できる契約になった」

　松葉は19年途中にオリックスからトレードで移籍し、今季は19試合に先発して6勝7敗、防御率3・33。開幕当初は球場との相性などを考慮して「バンテリンドームの5回限定」での先発が多かったが、好投を続けて信頼を勝ち取り、シーズン後半にはビジター球場での登板や、イニング数も増えた。先発陣が手薄となった夏場には中5日の登板もこなすなど投手陣を支えた。

　来季へ向け「中6日、中5日、中4日で1年間、飛ばすことなくローテーションを守れるようにキャンプからやっていきたい」とフル回転を誓った。