巨人戦力外の元ドラ1・桜井 トライアウトで直球健在!「楽しむことだけ考えた。悔いない」最速148キロ

[ 2022年11月8日 12:38 ]

<12球団合同トライアウト>登板する元巨人・桜井(撮影・沢田 明徳)
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 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが8日、開催され、巨人から戦力外となった桜井俊貴投手(29)が参加した。

 打者3人の対戦で渡辺勝(中日)相手に持ち前の直球をテンポよく投げ込み二遊間のゴロに打ち取ったが、結果は内野安打に。2人目の中神(広島)には四球、続く吉持(楽天)は一飛という内容。切れのある直球は健在で最速148キロだった。

 投球後は「楽しむことだけを考えた。悔いはないです。100点です」と晴れやかな表情で振り返っていた。

 桜井は立命館大から2015年ドラフト1位で巨人入りし、今季がプロ7年目。6月28日の中日戦(山形)では2番手として5回途中に登板して打者1人を三振に打ち取り、その裏に丸の勝ち越し2ランが飛び出してわずか6球で今季初勝利をマークした。

 8月7日のヤクルト戦(神宮)では先発右腕・シューメーカーが今季チーム8本目となる満塁弾をサンタナに浴びた後、6回に3番手として登板。1回1安打無失点に抑えた直後の7回に味方打線が一挙4点を取って逆転し、今季2勝目を挙げた。これが桜井にとってプロ通算13勝目。だが、翌8日に登録抹消となってから再登録されることはなかった。

 今季成績はすべてリリーフで8試合に登板して2勝0敗、防御率14・04。7年間の通算成績は110試合(うち先発26試合)に登板して13勝12敗10ホールド0セーブ、防御率5・18だった。

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