DeNAドラフト5位慶大“達ちゃん”橋本、“大ちゃん”山下以来49年ぶり入団へ

[ 2022年10月28日 18:01 ]

指名あいさつを終えDeNA・八馬アマスカウトグループリーダー(左)と記念撮影するドラフト5位の慶大・橋本
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 DeNAからドラフト5位で指名を受けた橋本達弥投手(22=慶大)が28日、横浜市内の同大練習グラウンドで、進藤編成部長、河原スカウティングディレクター、八馬アマスカウトグループリーダーからあいさつを受けた。「どんな場面でも相手に向かって攻めていき、チームを鼓舞できる投手になりたい。目標は山崎康晃投手です」。

 最速152キロで、カウントにより使い分ける2種類のフォークを武器とする右腕。球団側は中継ぎ、救援での起用を期待し八馬担当スカウトも「まずはポジション的には(救援陣の)伊勢、入江のところに入ってくる。入江も“橋本を指名しましたね”と気にしていた」と、ポジション争い過熱に期待した。

 同大から直接入団すれば、73年にドラフト1位で入団した元横浜監督の“大ちゃん”こと山下大輔以来。橋本は雲の上の存在である山下については「僕が野球を始めたころにはもう、はい。イメージと言われても難しいですが」と背筋を伸ばしたが、自身も「“達っちゃん”と呼ばれていたこともある」とあり、慶応ボーイの「達ちゃんへ」定着にも期待がかかる。

 出身高校は兵庫県内有数の進学校である長田。同校からプロ入りも初。理系男子で、大学では環境情報学部で学び「プログラミングや、データを見るのが好き」と、解析IQの高さもプロ入り後に生かすつもりだ。

 「年間40試合投げて、新人王を獲りたい」と橋本。大先輩の大ちゃんのようにファンから愛される存在を目指し、達ちゃんはハマスタ登板の青写真を思い描いた。(大木 穂高)
 

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2022年10月28日のニュース