DeNAドラ3、林琢真は琢朗コーチに学ぶ 高校時代から憧れの存在に「話聞きたい」

[ 2022年10月28日 05:30 ]

ボードを手に笑顔を見せる駒大・林(撮影・白鳥 佳樹)
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 琢真が琢朗に学び、牧に挑む。DeNAにドラフト3位で指名された林琢真内野手(22=駒大)が27日、都内の同大学の野球部合宿所で指名あいさつを受けた。

 憧れの人が指導する球団へ。林は声を弾ませた。「高校(東邦)の時に守備の動画を見て凄いと思った。プレースタイルが似ている。目指すのは何か考えた時、石井琢朗さんが最初に出てきた」。1メートル74の細身な体形で、走攻守そろうリードオフマンタイプの二塁手。東都大学リーグでは3年秋に最多タイの7盗塁を記録し、今夏には大学日本代表に選ばれた。

 理想像は98年、38年ぶりに横浜(現DeNA)を日本一に導いた1番打者である石井琢朗氏。その石井氏が現在野手総合コーチを務めるDeNAからドラフト指名を受けたのも縁深い。「名前に“琢”があるのは偶然ですが、一緒に練習ができる。話を聞きたい」と熱っぽく語った。

 最も自信があるのは足だ。日本代表合宿で日本ハムからドラフト1位指名を受けた矢沢(日体大)に50メートル走では敗れ、悔しさを胸に駒大に戻って計測すると、自己最速の5秒7が出たという。

 二塁のポジションには今季の出場全試合で4番に座った牧がいる。壁は高いが、林は「僕は打撃より守備と足で勝負する」と挑戦状を叩きつけた。(大木 穂高)

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2022年10月28日のニュース