引退表明の日本ハム杉谷 今後について最初に相談したのは栗山監督「本当に父親のような存在」と感謝

[ 2022年10月28日 15:37 ]

侍ジャパン・栗山監督から花束が贈られ涙する日本ハム・杉谷(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が28日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、今季限りで現役引退することを表明した。

 杉谷は会見で、「今日は引退会見という言葉は使いたくありません。前進会見ということで、これからの人生を前進していきます」とあいさつ。「前進会見」の意味を問われると「プロ野球選手・杉谷拳士は終わりですけど、今後に向けて人生まだまだ出発したばかりですし、そういった意味でもどんどん前進して、いつかは北海道のみならず、全国の野球ファンの皆様に恩返しができるようにたくさん力をつけて、勉強して。そういった意味でも前進という言葉を選ばせていただきました」と説明した。

 14年間の現役生活について「スッキリした気持ち。寂しい気持ちもありますし、これからのことにワクワクしている。でも、長かったですね。よく皆さん(現役生活は)短かったなと言うかもしれませんが、長かったなと感じました。毎日毎日どう過ごせば野球がうまくなるのかなとずっと考えていたので」とコメント。

 引き際を考えたのは「FA権を取ったときに、いろいろな人に相談して、どのタイミングかは分からないが、最後はファイターズのユニホームで終わりたいですという話をしていた」と杉谷。今シーズンを終えてから侍ジャパンの栗山英樹監督と食事をした時に今後について相談したといい、「栗山さんと話をしてから“このタイミングかな”と思いました。将来のことについて相談にも乗ってもらいましたし、本当に父親のような存在でした」と恩師に感謝した。

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